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ac:pcb

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ac:pcb [2022/08/14 16:54] – [Firebeat] lay31415ac:pcb [2022/08/14 17:15] (現在) – サブIO基板の記載追加 lay31415
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 基盤じゃないよ、基板だよ。(基盤は「生活の基盤」など物事の土台のこと。) 基盤じゃないよ、基板だよ。(基盤は「生活の基盤」など物事の土台のこと。)
  
 +初代beatmaniaシリーズにはDJ MAIN基板が採用されている。
 +稼働中に基板が変更されることはなかったため、全ての作品で同じ基板を使用している。
 +バージョン切り替えはEPROMとHDDの差し替えで行う。
 +
 +beatmania IIIシリーズにはFirebeat基板が採用されている。
 +こちらも基板の変更はなく、バージョン切り替えはROM・CD・HDDの差し替えで行う。
  
 ===== DJ MAIN ===== ===== DJ MAIN =====
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 水平走査周波数 : 24.8kHz 水平走査周波数 : 24.8kHz
  
-音声メディアデータ : 2.5インチIDE HDD (pop'n musicでは3.5インチ IDE HDDが使用されてる)+譜面・音声データ : 2.5インチIDE HDD (pop'n musicでは3.5インチ IDE HDDが使用されており、ピッチ変換基板が付属する)
 プログラム・グラフィックデータ : M27C4001 4M UV-EPROM x 10 プログラム・グラフィックデータ : M27C4001 4M UV-EPROM x 10
  
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   * pop'n stage (1999年9月)   * pop'n stage (1999年9月)
   * pop'n stage ex (1999年12月)   * pop'n stage ex (1999年12月)
 +
 +==== サブIO基板 ====
 +
 +スクラッチ検出用にサブIO基板が存在する。
 +これがない場合は基板にスクラッチの入力ができない。
 +
 +ターンテーブルのセンサーへ5Vを供給し、センサーで検出した歯車の状態を5V/0Vで返す。
 +2つのセンサー値から回転方向・回転量を割り出し、現在の回転位置を0~255の絶対値で保持する。
 +
 +検出の仕組みはこちらの記事が詳しい。
 +[[https://lay.bm5keys-forever.com/2021/08/turntable_system/|beatmaniaのターンテーブルの仕組みについて - 零環]]
 +
 +DJ MAIN基板とは8P8Cのシールド付きケーブルで接続されている。
 +所謂STPのLANケーブルと同じ物。
 +
 +DJ MAINとの通信はM66009FPチップによるSPI通信に似た信号でやりとりされる。
 +DJ MAIN基板からは1Fごとに、1P・2Pの回転位置を連続して問い合わせている。
 +この通信が約17.24ms間隔で行われていることからもこのゲームが58fpsで動作していることが分かる。
  
 ===== Firebeat ===== ===== Firebeat =====
ac/pcb.txt · 最終更新: 2022/08/14 17:15 by lay31415